テレビで頻繁に紹介される竹島水族館とは?【爆問ファンドやWBSなどで紹介】
先日で爆問ファンド愛知県蒲郡市竹島町にある竹島水族館が紹介されていました。
この竹島水族館は頻繁にテレビで紹介されているようですね。
今回は爆問ファンドの放送内容を元になぜ竹島水族館はテレビに注目されるのかをご紹介します。
爆問ファンドの放送内容
テーマは倒産寸前から一転、奇跡の起死回生アイディアスペシャル
愛知県にある竹島水族館は、素晴らしいアイディアで経営をV時回復させました。
竹島水族館とは?
竹島水族館(たけしますいぞくかん)は、愛知県蒲郡市竹島町にある蒲郡市立の水族館である。正式名称は「蒲郡市竹島水族館」。指定管理者制度により2009年(平成21年)4月より蒲郡市都市施設管理協会が管理・運営を行っている。
竹島水族館 - Wikipedia
水族館が存続の危機
1980年代のバブル時代に大量に建設された水族館は一部の人気の水族館を除いて、高額な改修費用や維持費のため、存続の危機にあるようです。
水族館に「2020年問題」 改修100億円超の例も: 日本経済新聞
竹島水族館も例外ではなく、お客さんは年々減り続けていました。
お客さんを増やすために人気の動物を仕入れたくても、お金がかかります。
例えば、みんなに人気のイルカは180万、ペンギンは1200万、シャチはなんと1億円以上するそうです。
竹島水族館は、深海魚などを漁師から格安で買ったりしてコストを抑えていました。
館長の閃きで業績がV時回復!
中々客足が伸びないので、館長はお客さんに聞いてみようと思いました。
しかし、普通に従業員が「竹島水族館の何が悪いと思いますか?」「どうすれば竹島水族館は良くなるでしょうか?」と直接アンケート調査をしても「わかりません」という答えがほとんどだったそうです。
そこである日館長は思いつきました。
従業員に私服に着替えさせ、お客さんのいるところに紛れ込ませたのです。
覆面調査というやつですね。
お客さんの呟いた言葉を客層、滞在時間、内容、対策に分けてメモします。
すると、お客さんがつぶやく声が聞こえてきました。
「ニモがいないね」「岩が邪魔だなぁ」「なんかこの部屋暗いよね」「なんだか落ち着けないわ」等お客さんの生の声を聞くことが出来ました。
「なんだか落ち着けないわ」という意見にはソファースペースを作りました。
「魚も水槽も地味」という意見には色付きコンクリートブロックを水槽に設置しました。
「岩が邪魔だなぁ」「なんかこの部屋暗いよね」という意見には岩を取り除いたり、光を当てたりと地道な努力で改善します。
ビックリしたのが壁の裏側でも壁越しに客の反応を聞いたりしているそうです。
まさに壁に耳ありですね・・・
水族館の水槽の前では変な発言出来ないなと思いました。
2005年度には12万人だった入場者数が2016年度には40万人になったそうです。
ちなみに出演者の岸博幸さんが言ってましたが、暗い分格好よさがアップするので、水族館はデートに最適だそうですよ。
竹島水族館のその他のテレビ放送
・ワールドビジネスサテライト
「目玉の無い水族館」でWBSに紹介されました。
番組テロップ:イルカやラッコ、ぺンギンなどの定番アイドルがいないのに、なぜか大人気の水族館があります。行列の秘密はユニークな仕掛けにありました。
こちらでは爆問ファンドより、水族館内を詳しく映しており、深海魚が沢山いる水族館内、各魚に対する手作りの解説展示、ウツボへの感謝状というのもありました。
オオグソクムシの粉をまぜた超グソクムシ煎餅というのも話題になっているそうです。
・志村動物園
2018年1月1日にリニューアルオープンするという事で志村動物園にも密着取材されました。
竹島水族館はなぜテレビに紹介されるのか?
・爆問ファンドで紹介されたように経営危機からV字回復を果たしたドラマ性
・WBSで紹介されたような様々な展示や超グソクムシ煎餅という奇抜さ
これらを生み出した共通性は館長や従業員の方のアイディアです。
これからも沢山のアイディアを生み出してお客さんを楽しませてもらいたいものですね。