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株で損した300万円を取り戻すためサラリーマンが副業、節約、投資などお金を増やす方法を実践していきます。

サーキットブレーカーの恐怖、1日でマイナス100万円!【株式投資の体験談4】

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信用取引は危険!損失拡大の恐怖【株式投資の体験談2】 - ポケットサラリー

日経平均先物が大暴落!リーマンショックの結果は?【株式投資の体験談3】 - ポケットサラリー

こちらの記事の続きです。

一向に損失を取り戻すことが出来ない僕はこれからどうなってしまうのでしょうか。

悪あがきの両建て

2009年に入っても低迷を続ける株価。

確定申告の損失繰越は4年間しか出来ません。

5年目のこの年で利益を出さなければ2005年のマイナス15万の繰越損失は消滅します。

4年連続でマイナスな時点で辞めた方がいいですね。

2009年7月には民主党が政権を握ります。

一般的には自民党以外が政権をとると株価が上がらないと言われます。

そのせいもあってか、この頃は日経平均は9千円くらいをウロウロしていました。

日経先物ミニを長期ホールドしている僕はチマチマした売買はしてましたが、基本ホールド、売り時がわからず身動きが取れませんでした。

2009年も年末になりました。

このままでは2005年の15万円の繰越損失がなくなってしまう!と思った僕は両建てという方法を使います。

両建てというのは買いポジションと売りポジションを同時に持つ事。

普通は意味ないんですが、先物を両建てしてどっちか利益が出てる方だけ確定すればその年は見かけ上はプラスになり15万円の繰越損失で税金を節約出来ます。

両建て作戦で2009年はプラス14万0745円でした。

なんとか繰越損失の15万円は使えましたが、実質は来年にマイナスを繰り越しただけです。バカですね。

2010年になっても最高値11400円でこの時点で売れば良かったのですが、欲深い僕はよしよし上がってるな、もっともっと上がるはず!と思って売りません。

その後ギリシャショックの影響もあり、またも1万円を割り込む日経平均。

そのまま2010年もたいした動きがなく終わります。

2010年はマイナス19万0097円でした。  

東日本大震災発生

そして迎えた2011年、相変わらず低迷し続ける株価ですが恐怖のあの出来事が起こります。

3年近く8千円から1万円をウロウロする株価に慣れてしまった僕は日経先物の取引枚数を1時的に10枚近く持ってる事もありました。

日経平均が10%動いたら100万円損する枚数です。

口座にあるお金は当時200〜300万だったと思います。

そんな中、発生した東日本大震災。

グラグラグラグラ!ガシャン!当日僕は会社にいたのですが、震度5でした。

棚の本は全て落っこち、パソコンは倒れ、業務用のエアコンが落っこちているところもありました。

日頃の避難訓練のおかげか避難もスムーズに終え、信号が止まったりしてたので、昼間は帰宅制限がかかりましたが、夜には帰れました。

そんな騒動だったので、気づいた時には株式市場は閉まっていました。

発生直前10348円だった株価は10254円でその日の取引を終えました。「なんだ、たいしたことなくて良かった」と思ってました。

そして帰宅してテレビをつけて東日本大震災の詳細が明らかになってくると、「結構ひどいな、でもまたチャンスが来たからそこそこ下がったらもっと買い増そうかな」と思ってました。

恐怖のサーキットブレーカー

週明け日経平均を見てみると、10044円から始まりました。200円安くらいだったらよくある話です。その後下げ幅をみるみる拡大させ、終値は633円安い9620円でした。

この時点でトントンかちょっと損してるくらいだったと思います。

そして運命の3日目、日経平均は9441円で始まりました。

また下がってるなーと思って見ていると、みるみるみるみる下がっていきます。

僕の携帯に表示されている含み損はどんどんどんどん大きくなっていきます。

その日は東日本大震災の影響で会社に行っても電気がつかなくて、みんな仕事にならないねーとか雑談してました。

みんな携帯でニュースを見てて、福島の原発が放射能漏れしたとか、メルトダウンしてるとかしてないとか、そんな話をしてました。

そんな中僕は携帯を見るたびに下がっていく先物の価格をチラチラみながら、「ヤバイ、どんどん下がってく、今損切りしたら、マイナス30万だ、また増えたマイナス50万だ」と身体中から嫌な汗が吹き出してきました、、、

そしたら、あれ?値段が動かなくなった?

ぶっこわれた?

と思い急いで検索してみると、日経平均先物サーキットブレーカー発動の文字。

サーキットブレーカーとは

株のストップ安と同じく、日経平均先物も1日の値幅制限が決められています。
この時は12500円以下だったので値幅2000円が制限です。
値幅がその制限の半分に達すると投資家に考える時間を与えるために、15分間取引が停止されます。
これをサーキットブレーカーと言います。

人生初めてのサーキットブレーカーでした。過去日本で発動したのは、この時点ではリーマンショックの時だけです。

これを知った時、余計に汗が吹き出て来ました、「数年に一度しか発動しないサーキットブレーカーが発動するなんてどこまで下がるんだ!勘弁してくれ!」

「もしかして福島原発がメルトダウンしたら原発爆発するの?そしたらもっと下がるかも!?」悪い方悪い方へ考えが働きます。

まさにパニックです。

15分後、取引再開しても下がり続ける日経先物。

この日は最安値で日経平均が8227円まで下がり、下げ幅は一時1400円に迫りました、7枚くらい持っていたので、一時損失額は100万を超えていたと思います。終値は8605円で少し戻しましたが、僕は下がっている途中、パニックで売ってしまいました。人生でパニックになったのはこの時だけですね。

この時ホールドする強い精神力があれば勝てるのかもしれません。

損失確定した時はマイナス70万くらいで、汗が止まり、全身の力が抜け、何もやる気がです。「終わったー、これからどうしよう、株辞めようかな。ってか疲れたな、人生どうしようかな」と満身創痍でした。

収支表はこの月のマイナス87万4768円という記録で記載が止まってました。

収支表をつけるのがアホらしくなったんですね・・・

収支表のトータルはマイナス248万9717円でした。 

サーキットブレーカーの恐怖、1日でマイナス100万円!まとめ

ついにマイナス200万円を突破した僕の損失。

しかし、いつか景気が良くなる時が来ると希望を捨てない僕は投資を続けます。

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