不動産屋の火災保険は高い!全労済にすれば年間750円しかからない
賃貸契約とか持ち家購入の時、不動産屋に勧められた火災保険に入ってる人って結構いるんじゃないでしょうか?
僕もそうでした。
でも火災保険は変更する事が出来て、僕は全労済に変えたら年間支払額が750円になりました。
今回は、全労済の火災保障(住まいる共済)についてご紹介します。
- 不動産屋の勧める火災保険は高い
- 会社で全労済に加入したら年間750円に!
- 全労済とは?
- 保険会社との比較
- 全労済の住まいる共済の保障内容と必要性について
- 賃貸で火災保険が必要な理由
- 全労済の住まいる共済まとめ
不動産屋の勧める火災保険は高い
僕が現在の賃貸マンションを契約した時、最初に不動産屋から提示された火災保険は2年契約で19,040円、盗難保険や、地震保険までついていました。
他にも高いと思っている人は沢山いるようですね。
会社で全労済に加入したら年間750円に!
ある日、会社で全労済の住まいる共済という火災保障がある事を知り、ホームページで試算してみました。
特約などを全部外してみたところ、なんと年間750円、すぐに加入しました。
全労済とは?
全労済とは共済の一種です。共済と保険は似ているのですが、最大の違いは非営利団体であるという事。
保険会社のように儲けを考えないので、保障の掛け金がとても安くなっています。
基本的には会社の労働組合を通して加入するのが一般的ですが、その他の方も生協を通して加入する事が可能です。
全労済の組合員に加入するのに1,000円取られますが、脱退した時に返って来るのでご心配なく。
保険会社との比較
賃貸用保険の各保険会社の最低価格を調べました。
保険会社 | 最低保険料 | 家財保障金額 |
日新火災 | 4000円 | 100万円 |
エイ・ワン少額短期保険 | 8000円 | 242万円 |
アイアル少額短期保険 | 5400円 | 300万円 |
ジャパン少額短期保険株式会社 | 7600円 | 300万円 |
あそしあ少額短期保険 | 4000円 | 103万円 |
AU損保 | 9000円 | 200万円 |
全労済 | 750円 | 300万円 |
全国共済 | 480円 | 100万円 |
保険会社の特徴としては、抱き合わせ商法のように保障内容がセットになっていて、盗難保障や個人賠償責任が強制的についてきます。
全労済は盗難保障などの特約を全部外すことが出来るので750円で済みます。
全国共済というのは県民共済や都民共済の事です。最低料金はこちらが一番安いですが、300万円の保証にすると1440円かかるので、全労済の方がお得です。
全労済の住まいる共済の保障内容と必要性について
住まいる共済で主な保障内容の説明とそれぞれどんな時に必要かを見てみましょう。
火災共済
基本の保障なので必須です。火災と落雷による損害を保障します。最低価格は750円で300万円の保障です。
家財を300万円以上持っている人はそもそも共済を選ばないと思うので、300万円で十分でしょう。
自然災害共済
地震・噴火・津波による損壊を保障します。住まいる共済の場合、盗難保障もついてきます。
盗難保障は敷地内の自転車の盗難まで保証されます。
僕の妹も表札の盗難にあいましたが、火災保険で数千円もらえたそうです。
表札まで保険で保証してもらえるのか!とビックリしました。
風水害保障タイプ
暴風雨台風・洪水・豪雨・雪・ひょうなどの損害を保障します。
類焼損害保証特約
自宅が火元になった時、近隣への保証をします。しかし、日本では「失火責任法」という法律により、火元となった人は損害賠償責任を負わなくてよい、という事になっているので必要ありません。
個人賠償責任保険
風呂の水漏れで階下の人の部屋を濡らしてしまった場合など、他人に賠償責任を負ったときに必要です。
この保険はその他にも、自転車で人を轢いてしまった時や、お店で高価な商品を壊して弁償を求められた時などにも使える便利な保険です。
さらに自分が加入しているだけで、同居の家族にも適用されるため、入っておきましょう。
この保険は火災保険だけでなく、医療保険、クレジットカードの保険、自動車保険でもついている事があるので、他の保険で加入している場合は必要ありません。
他の保険に全くついていないのであれば、住まいる共済では2300円で付ける事が出来ます。
借家人賠償責任特約
貸主に対する賠償責任を負ったときに必要です。先ほどの個人賠償責任保険は貸主には使えません。
しかし、大抵の場合は貸主の火災保険が適用され、入居者に責任を問われる事は稀なので必要ないと思われます。
ただし、契約書に借家人賠償責任特約が必須と書かれている場合はつけるしかありません。住まいる共済では750円で付ける事が出来ます。
参考:借家人賠償保険(特約)は本当に必要か? : とくとくネット代表のブログ
以上が住まいる共済で保障出来る内容になります。
僕は家財を300万円以上持っていないし、個人賠償責任保険は医療保険についているため必要ありませんでした。
その他の盗難や、自然災害については個人の好みで付ければいいと思います。
賃貸で火災保険が必要な理由
法律では義務付けられていないのですが、賃貸ではほとんどの場合、借りる条件に火災保険に加入することが義務付けられています。
それはなぜかというと、先ほどの中の個人賠償責任保険と借家人賠償責任保険に入ってもらいたいからです。
しかし、個人賠償責任保険は他の保険で入っていれば必要ないですし、借家人賠償責任保険はほとんどの場合必要ない事がわかりました。
全労済の住まいる共済まとめ
・全労済の火災保障なら年間最低750円(契約書に借家人賠償責任特約が必須と書かれている場合は1500円)
・火災共済以外の保証で必須なのは個人賠償責任保険(2300円)だが、その他の保険についている場合がある
・失火責任法により、もらい火は弁償してもらえないので火災保障の加入は必須
何気なく契約している火災保険、特に不動産屋にすすめられた火災保険を契約している人は要注意です。
賃貸の火災保険が高いと思っている人は全労済にして、すべてオプションを外せば年間750円です。
仮に借家人賠償責任特約と個人賠償責任保険をつけても3800円なので、今の保険よりは遥かに安くなります。