信用取引は危険!損失拡大の恐怖【株式投資の体験談2】
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ライブドアショックで大損!【株式投資の体験談1】 - ポケットサラリー
ライブドアショックで20万円を失った僕はこれからどうなるのでしょうか?続きをどうぞ。
グレーゾーン金利でジワジワと損失拡大
確定申告した僕は絶対今年は取り返してやる!と100万円を口座につっこみました。
まず初心にかえって、好きな株を買う事にしました。
僕はお金が好きだったので消費者金融とかボロい商売だから儲かるだろう、と消費者金融関連を中心に投資しました。
(偏見です、消費者金融の人読んでたらすみません。)
しかし、これが間違いでした・・・
買った株で覚えているのはプロミス、アコム、最初に買ったNISも消費者金融です。
買った時は知らなかったのですが当時2006年頃は消費者金融のグレーゾーン金利が問題になりはじめていました。
グレーゾーン金利とは
グレーゾーン金利(グレーゾーンきんり)とは、日本において2010年(平成22年)6月18日施行の貸金業法及び出資法改正前に存在した利息制限法に定める上限金利は超えるものの出資法に定める上限金利には満たない金利のこと。利息制限法によると利息の契約は同法で定められた利率を超える超過部分は無効とされている。
引用:ウェキペディア日本語版より
そして株価はじわじわ下がっていきます。
ライブドアショックのように大々的にニュースにならないからタチが悪い。
少しずつ蝕む毒のように徐々に徐々に下がっていきます。
マメに株価をチェックはしていましたが、「あー、また下がってる」くらいな感じで塩漬けしていました。
世の中は少しずつ景気が回復してきていて日経平均がじわじわ上がっています。
しかし、僕が持っている株は一向に上がりません。
後から考えれば消費者金融の株が下がったのはグレーゾーン金利の撤廃という明確な理由があるのですが、当時は考えるのを放棄していました。
そして2006年が終わる12月、損失を確定しないと確定申告が出来なくなってしまうので損失を確定します。
2006年はマイナス45万0288円、またマイナスで終わりました。
年間トータルで考えるとライブドアショックの去年よりひどいです。
ライブドアショックは一か月でマイナス20万ですけど・・・
信用取引で損失拡大
2007年、株式投資で中々勝てない僕は信用取引を始めます。
信用取引(しんようとりひき、英:Margin)とは、金融用語の一つで、株取引において株式や株式購入の資金を証券会社より借り入れて株の売買を行う投資手法のこと。
ー引用ー
「"信用取引"」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
信用取引の特徴
レバレッジをかける事が出来、口座にある金額の3倍近い金額を取引出来る
レバレッジとは少ない金額で大きな金額を取引出来る事です。
下降相場でも売りから入って儲けることが出来る
空売りといって、借りた株を売って、下がった時に買い戻す事で儲ける事が出来ます。もちろん値上がりしたら損します。
僕が信用取引を始めようと思ったのは売りで儲ける事が出来るからです。
買った株が下がるなら、売れば勝てるんじゃないか、と考えたわけです。
ポジポジ病で損失拡大
これがさらなる悲劇の始まりでした。
断言しますが、買いで勝てない人は売っても勝てません。
それはなぜか、株を買いだけで勝てる人は安い時に買って高い時に売る。
この投資の大原則が守れているからです。
僕が思うのは、こういう人達は「待つ」事が出来ます。
僕は、早く利益を出したい、毎年利益を出したい、沢山儲けたい。
と思うため、買いでも売りでも短期間で常に売り買いをしていました。
何も株を持ってないって事はほとんど無かったです。
完全なポジポジ病ですね。
ポジポジ病とは
相場に関係なくトレードを頻繁に繰り返してしまう状態を病気として表した言葉。
ポジとは「ポジション」の意味で、常にポジションを保有し、トレードに参加していなければ不安になってしまう人間心理です。
株は数百円ですが手数料がかかるので、売買回数を重ねるほど不利になります。
手数料もかかる、レバレッジで損失が大きくなる、買いだけならほとんど勝てる上昇時にも売りで損をするという負のスパイラルでみるみる損失が増えていきました。
そんな感じで、取引を重ねた結果、2007年はマイナス64万7769円、またまたマイナスで終わります。
信用取引は危険!損失拡大の恐怖【株式投資の体験談2】まとめ
当時の僕はパチスロで勝った分を投資で損するという自転車操業でした。
悪銭身に付かず、貯金が無くなっていた方が損失拡大しなくて良かったかも。
なにより3年連続でマイナスな時点で辞めるべきですね。
信用取引は勝っている人がさらに儲けるためのシステムです。
損失を取り返すために使うのは絶対に辞めておきましょう。
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